大河ドラマの「義経」を見てたんですが、やっぱり今回の大河ドラマのほうが前回より全然「THE・大河ドラマ」という感じでいいですね。去年は面白かったけれど、やっぱり日本人のDNAに刻まれている大河ドラマとあまりにもかけ離れた群像劇が繰り広げられていて結局見るのをやめてしまいました。今回は見るのをやめた場合は義経という人物に飽きたってことになるので、その無意味な安心感もまた「大河ドラマ」だなあと。なんで私は去年の群像劇がダメだったかっていうと、歴史ものって司馬遼太郎の本みたいにものすごく勝手な見方で書かれててないとつまんないんじゃないかと思います。赤穂浪士だって吉良からしたら「いいがかりじゃん!」と思うけど、それはそれ、これはこれ。うちはうち、よそはよそ。その割り切り感つうか、勝手に捏造してナンボというか。「義経さまはこんな苦労を!」「義経さまをいじめる頼朝なんてダメだ!」「平家むかつく!」「義経さまステキ!」とそんな感じで気軽に見れないとなあ。新撰組はやっぱり陰惨としてるので一人一人丁寧にキャラ立ちして描かれたら重いですよね。そういや大河ドラマといえば「武蔵」が歴代最低視聴率だったらしいですけど、武蔵よりもモックンの「徳川慶喜」がまだ上なんでしょうか。子供心にあれは「このドラマ会議しかしてねえじゃん!地味すぎる!」と思ってたんですけどねえ。なんだったんだろ、あれ。