2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「世界悪女物語」澁澤龍彦

古今東西の有名な悪女を扱った一冊。いろんな残虐な女が出てくるんですが、ダントツ残酷度がすごいのが中国と中世ヨーロッパ。とにかく何かあると必ず拷問すっからね。しかも悪女だけあって殺すのが楽しそうってところが背筋が凍る。その前だともっとトライ…

「東京の男の子」魚喃キリコ, 大久保ニュー, 安彦麻理絵

この三人が東京の男の子について語る、んですが一番濃いのはお互いの家庭環境の話。仲のいい3人だからこそ言えるような話をばんばんしてくれててちょっとひやひやします。ただ「女が抱えるどろどろって誰しも同じだな〜」ってのは実感します。一番面白いのは…

「わたしの修業時代」シドニー=ガブリエルコレット

コレットが晩年最初の結婚から離婚までの若い自分を振り返って書いた懐古文。つかコレット、こんなフルネームなんだ…。長げえ。何も知らない田舎の小娘が年上の旦那に連れられてパリに出て、旦那のゴーストライターをすることで文壇に出て行くまで。結構旦那…

「一緒に遭難したいひと」3巻 西村しのぶ

私にとって西村しのぶとは、メンタルなコンディションがよいと「いいな〜。こんな風に自由に素敵に暮らしたいぜ〜!」と思い、落ちてるときに読むと「こんな奇麗事だけで世の中回るか〜〜〜!!」となる漫画家…。今回気づいたことは、なかなか本が出ないうち…