2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「リトル・ミス・サンシャイン」

あまりにリアルな物語。私的には今まで見た映画の中で一番「リアルにダメ」なアメリカ映画でした。家族のロードムービーですが、どいつもこいつもダメでイライラしながらもどこか共感できるというか。後途中で「そうは言ってもこいつらはアメリカ人だ。うま…

「ドリームガールズ」

ビヨンセは何でこの映画に出たんだろうか…。それくらいジェニファー・ハドソンにおいしいところをすべて持ってかれてます。ジェニファー・ハドソンは運命に立ち向かう力を持つ、反骨精神のあるオイシイ役だし、ソロも何曲もあるのですが、ビヨンセは「顔がい…

「海獣の子供」五十嵐大介

これおもしれー!中学生的な「私が特別な存在だったら」的なとこがスタートの話なんですが、スケールがデカくてワクワクする。ここでいろいろストーリーの機微を語るのはもったいない感じ。読んでほしいっす。

「酒ラボ」宇仁田ゆみ

この人の話は良くも悪くも半径10m以内で完結するので、あんまり彼女自身が熟知してない設定の漫画書くのは微妙だなあ。設定が生かしきれてないというか、この設定で話を進める意味がよくわからないというか。主人公の成長は割といいものの、「大学」という舞…

「幻獣ムベンベを追え」高野秀行

秘境もの大好きってこともありますが、基本的に私はこの人の文章がすごく好きなんだと思います。ネッシーに次ぐ現代の謎、ムベンベをマジで探すために早稲田大学探検部がアフリカに行く話。アホなことに命をかけているうちに「ムベンベ探すのなんて当たり前…

「カボチャの冒険」五十嵐大介

猫との田舎暮らしのエッセイ(?)漫画。猫派じゃない私でもカボチャは可愛いなあとか、ペットにはこうやって思い入れちゃうよねとか、そういう気持ちがすごい伝わってきました。きましたが、やっぱり猫派じゃないので田舎暮らしならリトルフォレストに軍配…

「女の子の食卓」3巻 志村志保子

このシリーズ、何で面白いのに入れ込めないんだろうとずっと悩んでいたのですが、「食べ物の絵がうまそうに見えない」ってことが理由なのでは…?やはり食べ物を美味そうに見せるには執拗な写実が必要ですね。鼻ほじりながら好き放題書いてるかと思いましたが…

ファンタスティック・フォー

なんか能力のありようがワンピースに非常に似ていて、見ながら「こいつは火?なら火拳のエースだなあ」とか思いだし、最終的には「どっちがパクり?」とか心配までしてしまいました。まあそれくらい何も考えずに見れる娯楽作品です。

ロシアン・ドールズ スパニッシュ・アパートメント2

「スパニッシュ・アパートメント」はすごく「あるある」という感じのモラトリアムの輝きを描いてただけに、2はすげーリアル。超リアル。1のラストで「小説家になる!」と決めた主人公が30になって、仕事も金はないわけじゃないけど順調とは言えない、ステデ…

一月以上放置してたらどうしたらいいかわからない…。

硫黄島からの手紙

時代考証のツメが甘いとか言われてたんで、別に見なくてもいいのかなーと思ってたんですがこちらだけ。確かに「こんなさばけた日本兵はぜってーいない」とか「親米家だけがいいヤツってどうなん?」とか「硫黄島って暑いんじゃないの?」とか思ったりもする…

エネミーライン

超アメリカンな1本。なんでオーウェン・ウィルソンがこんなシリアスものの主人公をはらないといけないのか…。後NATO軍で派遣された米兵が紛争地帯に巻き込まれるという話なんですが、主人公は結構わがままな行為で紛争地帯に自ら入り込んでることもあり、な…