2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「フラワー・オブ・ライフ」4巻 よしながふみ

これで完結。ずっと奇麗事ばかり言う主人公とそれをよしとして盛り上がる周りっていうのが嫌だな〜、いい話に水をさしてる感じがするのになーと思ってたんですが、この巻はすごくよかった。一気に子供たちが現実を知り、それを受け止めていくかなりキツい話…

007 カジノ・ロワイヤル

新ボンド、やたら肉体派でビビりました。殴る、蹴る、飛び掛るという感じ。ボンドの方もかなり派手に怪我をして、見てると「あ、怪我が治ってきた」とわかるくらいのリアルな傷メイクがされててびっくり。ボンドっていうのはもっとビックリドッキリメカ的な…

「カズン」3巻 いくえみ綾

これで完結。メインテーマがコンプレックスからの成長だったから私はこれで満足。男女の微妙な友情のあり方とかもリアルで、だけど残酷な話になってなくてほっとしました。途中コンプレックスを抱える主人公があまりにリアルでイライラしたんですが、最後彼…

「銀魂」空知英秋

今全巻読破中。面白いんですが、「ほう、今の若者はこういった少し外した感じのギャグがお好きですか」とちょっと遠い目線で見てしまう中年の私がつらいっす。まあ二十歳過ぎの人をメインターゲットにしてるとは考えられない漫画ですがね…。

「キンキーブーツ」

私は靴とマイノリティの奮闘が大好物なので、かなりツボだろうなと思って借りたらやっぱりツボでした…。話はまあ「まだフルモンティの二匹目のドジョウをあんたらは狙い続けるのか?!」という話ですが、一発逆転に作るものがドラッグ・クィーン用のブーツ。…

「剣客商売〈3〉陽炎の男」池波正太郎

通勤時の本を買いに行って、何もなければ池波正太郎を買うという感じなのですが、時代小説を真剣に読む女というのはどうなんでしょうかね…。小兵衛がかなりかっこいいのですが、「いや、これはドラマ版なら藤田まことだし…」と思ってのめりこむのを止めてい…

「涙そうそう」

なんつうか…ベタな善人しか出てこない映画。善人も悪人もあまりに記号的で誰にどう感情移入していいのかさっぱりわからない。長澤まさみは絶対に冒険しちゃいけない宿命があんのかなあ。話は血の繋がらない兄と妹の限りなく恋愛に近い絆の物語。見所は今まで…

「BLUE DRAGONラルΩグラド」1巻 鷹野常雄, 小畑健

なんか…毒にも薬にもならない話つうか…。ゲームだもんねえ…。印象的だったのは小畑先生がエロを書こうと頑張っている姿です。でもやはり小畑先生は巨乳に興味が持てないらしく、登場人物2人に無理やりブチ抜きでゴスロリの服を着せてました。ああ、人は無理…

「BABEL」

G.W.に唯一見た映画がこれ。超重かった…。すべてが「ほんのちょっとのボタンの掛け違えから取り返しのつかない不幸に見舞われ、人生をデカいものに阻まれてしまう」という話。そのデカいもんが言語の違い、国の違い、コミュニケーション不全といった「現代の…

「あずみ」41巻 小山ゆう

これはもう面白いも面白くないもなく「家にあずみが40冊もあるんだから次が出たら買う」漫画。もう当初のスピード感はゼロだけど、とりあえずどうなるかは知りたいので買います。

「デトロイト・メタル・シティ」3巻 若杉公徳

やっぱりブームに逆らって申し訳ありませんが、私はこの漫画は「ちょっと面白い」レベルだなあ…・メタルネタなら普通にメタリカのDVD見たりするほうが直球でオモロだし、ネタ的にはマジでデスメタルバンドやってる友達の友達の話のほうがぜんぜん面白いから…

「海街diary 1 蝉時雨のやむ頃」吉田秋生

吉田秋生には「YASHA」と「イブの眠り」で裏切られ続けてきたので「海街ダイアリーて!フォークソングかよ!」と思って買ったんですが、よかった。鎌倉を舞台にした四姉妹の物語。末の妹がいかにも吉田秋生な大人びた子供で。やっぱり彼女は孤独な子供の悲し…