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トゥー・ブラザーズ
虎がかわいい！もう赤ちゃんのシーンはあまりの可愛さにもだえ死ぬかと思いました。でもこの映画、前代未聞の「主人公は虎」の映画なんですよ。あ、チャトラン以来か。なので誰に感情移入していいかわからない。虎に…？後トゥーってことは二匹いるのでどっちがどっちかいつも一瞬わからない。離れ離れに人間に捕らえられた二匹の赤ちゃん虎の兄弟の話なんですが、二匹ともそれなりに薄っぺらく心を通わせる人間がいるんですが、またその友情が薄っぺらくて人間にも感情移入できない。数日可愛がってもらっただけの人間にジャングルの王がそんなになつくなよ！すら思うエピソードの数々。「虎かっこいいだろ！」「虎に感情移入しろよ！」とばかりに虎ベースに描かれていく映画。しかもこういう映画にありがちな「人間のエゴが…」とか「自然を守ろう！」とかいうメッセージさえも一切なし。何を考えていいのか、誰が主人公なのか、すべてが曖昧なまま終わっていく、久しぶりに呆然とした映画でした。

あずみ 34巻
ここにきてまたぐっと話のテンポが遅くなったのですが、これは作者が「このままダラダラ書いてこうかな〜」って思い始めたんでしょうか。あずみのよさは命の軽さとテンポの速さなのに！