「ナチョ・リブレ 覆面の神様」

なんか…思ったより…盛り上がらない…。「スクール・オブ・ロック」はよかったのになあ。監督も評判のよい人なのに…。たぶん主人公の圧倒的な弱さがダメなんだろうな。当然弱いままじゃオチないから最後は強いことになるんだけど、それが何でかぜんぜん分からない。伝わらない。作り手の中にマジでプロレスが好きな人が一人もいない感じ。この元ネタになった人がウルルン滞在紀に出てたんですが、すんげえ強そうだったのよ。強さっていうのは「ノリ」で手に入るもんじゃないからなあ。あのダラっとした「こうしときゃオモロっしょ?」みたいな練習じゃなくて、もっと笑っちゃうくらい必死に練習するシーンとかほしかったなー。まあそしたらジャック・ブラックじゃないんだろうけどさ。プロレスへの愛が感じられない。中途半端なおもちゃを手に入れて、どういじっていいかわからない感じが寂しい映画でした。