「ドリームガールズ」

ビヨンセは何でこの映画に出たんだろうか…。それくらいジェニファー・ハドソンにおいしいところをすべて持ってかれてます。ジェニファー・ハドソンは運命に立ち向かう力を持つ、反骨精神のあるオイシイ役だし、ソロも何曲もあるのですが、ビヨンセは「顔がいいという理由だけでフロントで歌わされ、モータウンのアイコンとして人生を振り回される」という「オイシイところもなく、歌がうまいという設定もなく、ソロも大してなく」という損な役…。そんな役もまったく嫌な顔せず生き生きと演じているビヨンセを見ると「この人、真面目ないい人なんだろうなー」に始まり「ポップスアイコンとして、ビヨンセは真面目っつーのはいいことなの?つまんないことなの?」などビヨンセについて勝手な心配をしてしまいました。そういやビヨンセはパパラッチに変な写真を撮られてはイメージダウンだからといってちょっと近所に行くだけでもスタイリストをつけていると聞いたことがあります。そんな彼女の真面目さが香り立つ映画です。