「香水―ある人殺しの物語」 パトリックジュースキント

映画の広告見て「こりゃなんじゃ?」と思って買ったら「フランスを舞台にした作品をドイツ人が書いた」作品でした。道理で話が横道にそれずキチンと進んでいくと思った…。フランスなのにフランスの香りはあまりなく。話は驚異的な嗅覚を持つ男が欲望のまま最高の香りを求めていくという話。「ある人殺し」つうか人嫌いで香りしか信じないという人なんで普通に変態というか奇人というか。面白いっすけど、映画で「乱交が!」とか言ってるシーンもぜんぜんエロスではなく。やっぱドイツ人は真面目なんかね。映画もドイツの監督なんですね。この監督知らないっすけど、奇人な人が監督したら原作よりずーっとセンセーショナルで面白いもんになるのでは?