「坂道のアポロン」 1巻 小玉 ユキ

せっかくの連載ものに水を差すのも悪いなと思うのですが…。この人のよさってやっぱり「すこしふしぎ」的なファンタジーが現代的なスタイリッシュな絵で描かれることで一番輝くのかなー、と。細かな心の動きはよいのですが、この現代的な絵柄で時代ものっていうのがどこかに違和感があって…。かっこいいもの=ジャズっていうのもなんか「裕次郎かよ!」みたいな。まあ裕次郎なんでしょうが…。うーん…。なんでこの物語なのかっていう決め手がちょと欠けるなあ…。実はあんまり言いたいことっていうのがない人なのかしら…。