「東京の男の子」魚喃キリコ, 大久保ニュー, 安彦麻理絵

この三人が東京の男の子について語る、んですが一番濃いのはお互いの家庭環境の話。仲のいい3人だからこそ言えるような話をばんばんしてくれててちょっとひやひやします。ただ「女が抱えるどろどろって誰しも同じだな〜」ってのは実感します。一番面白いのは東京の男子の街角スナップに突っ込みを入れまくるコーナー。安彦麻理絵がちょっと自己愛の強そうな男子を見ると、必ず「こいつはクンニしない!」って訴えるところに笑いました。でもほんとに失礼な話ですが、言われてる人、みんなしなそう…。しなそうな顔ってなんだよな。それに対し「すごいクンニをする」と言われてる男子もいて、「すごいしそう」ってのも失礼な気も…。でもひとつもうそがなく正直すぎるくらい正直な一冊です。