2008-01-01から1年間の記事一覧

「スウィニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」

ティム・バートン大好きなんで、基本的には全肯定っちゃ全肯定なんです。でも今回はちょっと残念だったなあ…。原作付き・ミュージカルってことであまりストーリーをいじれなかったことが敗因でしょうか?ミュージカルもやっぱりみんな本職じゃないから、うま…

「聖☆おにいさん」中村光

友達に「仏陀とイエスが一緒に立川に住んでる漫画なんだよ!」と薦められたときは「何それ?どんなインテリギャグ?」と思ったんですが、読んでみたら面白い!日々の「あるある」的な面白さに宗教ネタが絡んでどのネタもうまいこと笑ってしまいます。

「台所のオーケストラ」高峰秀子

エッセイを読んだので次は料理本。なんつうか、いまどきの「ほっこり」的文章がいやでたまらなかったので、彼女のスパっとした切り口で料理を説明してくれてて読んでて楽しいです。だいぶ前に書かれたはずなのに、洋風料理なんかもすごい本格的で、ゴルゴン…

「くらしのいずみ」 谷川史子

なぜ「ヤングキングコミックス」…?いや、でもほんっとにどれもよい。夫婦愛のオムニバスなんですが、徹頭徹尾繊細な少女漫画ワールド!やっぱ少女漫画はこうじゃなきゃ!と思いながら読み、キッチリ先生の話で泣かせていただきました。いやー、いいっす、こ…

「小玉ユキ短編集 マンゴーの涙」小玉ユキ

ベトナムを舞台とした短編集がよかったです。ぶっちゃけ陳腐な話なんですが、ベトナムっていう異国情緒とすごい合ってる!絵柄もかわいい。でも最後のほうに乗ってたデビュー作見て「これ、私キューティーコミックで読んだわ!」と気づいた自分にびっくり。…

「おいしい人間」高峰秀子

往年の名女優が描く交遊録。すんげえ豪華。とにかくVIPしか出てこない。しかもその人たち相手に気持ちよいくらい対等にいい関係を築いているのも「大女優!」という感じでかっこいい。文章もきっぷとテンポがよく、センスのよい人なんだなーと思います。これ…

バス男

うーん。なんかなあ…。冴えないアメリカのオタク高校生の話。ほんとに悲しいくらい冴えなく、ダメな男子に最後小さな奇跡が起こるのですが、ほんっとーーーに主人公が何一つ変わってないんだよなあ…。いや、ネタには困らないんすよ。一緒に住んでるニートの…

「ミュンヘン」

すげー重い…。イスラエルとパレスチナの不幸の連鎖を描いた物語。ミュンヘンオリンピックの襲撃事件が始まりだけど、どっちも加害者でどっちも被害者という復習の連鎖に組み込まれてしまう主人公。はじめは復習を遂げていく主人公をわくわくとした目で見るん…

プラダを着た悪魔

私の周りの妙齢女性たちが皆、「オカマのおっさんに感情移入した」とか「彼氏がいいやつで」とか変なところに感情移入して見ているので、おかしいな?と思って見てみました。わかった…。これはきっと女性の「妙齢」度を測るためのリトマス試験紙…。この新卒…

「不思議の国のトットちゃん」黒柳徹子

黒柳徹子のエッセイ集。ユニセフの話をかなり入れつつ、舞台の話とか。ユニセフの話がすごい胸を打たれます。とくにシエラレオネの女性の話なんてもう目を背けたいくらいひどく、それにまっすぐ向かい合ってる彼女に尊敬。でもエッセイで容姿も性格も悪い女…

「ボルベール」 コレクターズ・エディション [DVD]" title="ボルベール コレクターズ・エディション [DVD]" class="asin">

とにかく男で苦労する女たちへの賛歌。女たちを絶対悪く言わない監督なので、見てると「女に生まれてよかったな〜」「女はやっぱ強くてかっこいいよ!」といい気持ちにもなれます。「男、だめだね、やっぱ女だね」みたいな。悲しいことにペネロペ・クルスが…