「女の子の食卓」3巻 志村志保子

このシリーズ、何で面白いのに入れ込めないんだろうとずっと悩んでいたのですが、「食べ物の絵がうまそうに見えない」ってことが理由なのでは…?やはり食べ物を美味そうに見せるには執拗な写実が必要ですね。鼻ほじりながら好き放題書いてるかと思いましたが…

ファンタスティック・フォー

なんか能力のありようがワンピースに非常に似ていて、見ながら「こいつは火?なら火拳のエースだなあ」とか思いだし、最終的には「どっちがパクり?」とか心配までしてしまいました。まあそれくらい何も考えずに見れる娯楽作品です。

ロシアン・ドールズ スパニッシュ・アパートメント2

「スパニッシュ・アパートメント」はすごく「あるある」という感じのモラトリアムの輝きを描いてただけに、2はすげーリアル。超リアル。1のラストで「小説家になる!」と決めた主人公が30になって、仕事も金はないわけじゃないけど順調とは言えない、ステデ…

一月以上放置してたらどうしたらいいかわからない…。

硫黄島からの手紙

時代考証のツメが甘いとか言われてたんで、別に見なくてもいいのかなーと思ってたんですがこちらだけ。確かに「こんなさばけた日本兵はぜってーいない」とか「親米家だけがいいヤツってどうなん?」とか「硫黄島って暑いんじゃないの?」とか思ったりもする…

エネミーライン

超アメリカンな1本。なんでオーウェン・ウィルソンがこんなシリアスものの主人公をはらないといけないのか…。後NATO軍で派遣された米兵が紛争地帯に巻き込まれるという話なんですが、主人公は結構わがままな行為で紛争地帯に自ら入り込んでることもあり、な…

安倍首相を見て「いじめてぇ〜!!」と思わない人はガチで超善人かガチMでだと思います。

「時をかける少女」

何これ?あまずっぺー!見て泣きましたが、見ながら「製作者の中に一人でもこれと同じ体験を高校時代にしたやつはいねえよな?!」と思ってました。冴えない青春を送った人間にしか描けない輝きみたいなものにぐっときました。

「毎日かあさん4 出戻り編」西原理恵子

これは泣くよ。これで泣かない人は絶対人でなしと責められそう…。笑いながら読んでいると少しずつ亡くなった旦那さんへのメッセージが入ってきてヤバいです…。

「ホタルノヒカリ」9巻 ひうらさとる

ああ、(今までのひうらさとるを踏襲してくれているなら)そろそろ来るぞという展開が…。私はこの人の漫画が非常に好きで、ずっと読んでいるんですが、このホタルは今までになく魂の入ったキャラクターだと思う。さんざんおいしい立場にいたりするんだけど、…

「新妻 ―剣客商売」池波正太郎

タイトル見て「え?!もしや…?」と思ったら大治郎結婚してた〜!!来るとは思ってたけど!!久しぶりに二次元に夢中になったと思ったら、あっという間にやられたよ…。なんだよ!私は田沼意次の妾子だったら私と結婚してくれたのかよ!と頭の痛い発言をした…

「ONE PIECE」46巻 尾田栄一郎

今回は箸休めみたいなもんなんだよね?このゲッコーモリアの話。あれ?違うのかな…?巻末にサウザンドサニー号について延々図解されていてこれは感動ものです。私も乗りたい!

「アッシュベイビー」金原ひとみ

私は正直外見に難がある人の恋愛小説って「説得力ねえ〜!」と思ってしまう人なんですが、昔立ち読みしたブルータスの「パーティスナップ」かなんかに金原ひとみが出てて、それがまた非常に私好みのビッチ系な美人になってたので買いました。垢抜けたね〜。…

「園芸家12カ月」カレルチャペック

いとうせいこうの本を読んだので元ネタも。こっちのほうがやっぱり表現も大げさ&劇的で面白い。後やっぱ園芸は土なんですよね。だから彼が土に対して熱いのはすごいよかったです。でもやっぱり外国だけあって書いてある花がぜんぜん日本とは違うのが寂しい…

「潔く柔く」 5巻 いくえみ綾

なんか新しい話が始まっちゃった…。ということは今までの話はあれで終わりなの?だとしたらあれでカンナが救われたことになってることが寂しいよー。戻ってきてほしいー。まあ今度の話もいい話ですが。

「ゾディアック」ロバート・グレイスミス[rakuten:book:12073172:image]

映画の予告編を見て「こんな複雑な話、絶対本のほうが面白いだろうなと思って読みました。絶対こっちのほうが細かくて面白いとは思うものの、あまりに被害者、関係者が多すぎて久しぶりに「外人の名前、覚えられねえよ!!」という怒りを覚えました。でもど…

「剣客商売〈5〉白い鬼」 池波正太郎

なんか気づいたら進んでるっす。すんげーいい!今は絶対息子の大五郎が熱い!超かっこいい…。どうしよう…。ドラマ版は誰がやったのか絶対調べられない…。それくらい私の中で彼が熱い…。

「自己流園芸ベランダ派」いとうせいこう

「ボタニカルライフ」の続編。私は一時期園芸熱が上がったときに、冬オジギソウを枯らして「こんな雑草みたいな草を枯らすなんて…」とヘコんで一時中断してたんですが、この巻末の伊藤比呂美との対談で「園芸なんて自然じゃないんだから枯らすのは仕方ない。…

「オトメン(乙男) 」1〜2巻 菅野文

今話題の(らしい)乙女趣味を持つ男子の話。萌えるっちゃ萌えるし、中身が乙女な彼に共感するっちゃする。面白いっすよ。コメディだから。なんでこんな感じかつーとそんなにテンションが上がらなかったんすよね…。最近の花とゆめはあまりにインスタントに萌…

「ボタニカル・ライフ―植物生活」いとうせいこう

今ベランダ園芸界はいとうせいこうが熱いんだって…。なんかピッタリなんだか外してんだかわかんないカリスマ…。テンション低く読み始めますが、植物を育てた人ならわかる気持ちを執拗に掘り下げてくれるんで読んでて楽しい。「あー、私もこんな気持ちで水遣…

「地球へ…」1〜3巻 竹宮惠子

今さら読んでみました。昔は「竹宮惠子はチャラい!少女漫画は萩尾望都!」という中2病的な理由でちゃんと読んでなかったんですが、読んでみたらベタっちゃベタな展開で壮大な物語を描いてくれてて読んでて楽しいです。昔の少女漫画はやっぱドラマチックでい…

「よにんぐらし」3巻 宇仁田ゆみ

子供2人家族のほのぼの漫画。子供がいたらこんなことが楽しいんだろうなーということは実感するのですが、帰り道7分で読み終えてしまい「なんてコストパフォーマンスの悪い漫画…」と思ってしまいました。こういう考え、ケチくさいのかなあ。まあ育児漫画なん…

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

長いよ!長い!!長い上に3で回収される伏線がすべて2で張られたものだったので「こりゃあ絶対1が受けたから無理くりに続編作ったんだよねー」と思ってしまう。1がよかっただけになー。私は基本的に作り手が楽しんでそうな映画は割と許せるタイプなんですが…

「フラワー・オブ・ライフ」4巻 よしながふみ

これで完結。ずっと奇麗事ばかり言う主人公とそれをよしとして盛り上がる周りっていうのが嫌だな〜、いい話に水をさしてる感じがするのになーと思ってたんですが、この巻はすごくよかった。一気に子供たちが現実を知り、それを受け止めていくかなりキツい話…

007 カジノ・ロワイヤル

新ボンド、やたら肉体派でビビりました。殴る、蹴る、飛び掛るという感じ。ボンドの方もかなり派手に怪我をして、見てると「あ、怪我が治ってきた」とわかるくらいのリアルな傷メイクがされててびっくり。ボンドっていうのはもっとビックリドッキリメカ的な…

「カズン」3巻 いくえみ綾

これで完結。メインテーマがコンプレックスからの成長だったから私はこれで満足。男女の微妙な友情のあり方とかもリアルで、だけど残酷な話になってなくてほっとしました。途中コンプレックスを抱える主人公があまりにリアルでイライラしたんですが、最後彼…

「銀魂」空知英秋

今全巻読破中。面白いんですが、「ほう、今の若者はこういった少し外した感じのギャグがお好きですか」とちょっと遠い目線で見てしまう中年の私がつらいっす。まあ二十歳過ぎの人をメインターゲットにしてるとは考えられない漫画ですがね…。

「キンキーブーツ」

私は靴とマイノリティの奮闘が大好物なので、かなりツボだろうなと思って借りたらやっぱりツボでした…。話はまあ「まだフルモンティの二匹目のドジョウをあんたらは狙い続けるのか?!」という話ですが、一発逆転に作るものがドラッグ・クィーン用のブーツ。…

「剣客商売〈3〉陽炎の男」池波正太郎

通勤時の本を買いに行って、何もなければ池波正太郎を買うという感じなのですが、時代小説を真剣に読む女というのはどうなんでしょうかね…。小兵衛がかなりかっこいいのですが、「いや、これはドラマ版なら藤田まことだし…」と思ってのめりこむのを止めてい…

「涙そうそう」

なんつうか…ベタな善人しか出てこない映画。善人も悪人もあまりに記号的で誰にどう感情移入していいのかさっぱりわからない。長澤まさみは絶対に冒険しちゃいけない宿命があんのかなあ。話は血の繋がらない兄と妹の限りなく恋愛に近い絆の物語。見所は今まで…